ベーチェット病 + IgA腎症を抱える男の明るい闘病記

ベーチェットの星になる

55.扁桃腺摘出手術の「手術前検査」は想像以上に大変だった②

 

前回の続き

 

主治医のいる腎臓内科へ

 

尿蛋白: +-
尿潜血: +2
クレアチニン: 1.01
eGFR: 68

 

尿蛋白はないが尿潜血は今だに+2

 

それにクレアチニンが前回(0.98)に比べ、やや高めなことにテンションが下がる。

 

可愛い看護婦さんがまた恋しくなる。

 

先生に診断書を書いてもらう約束を取り付けて、再度眼科へと向かう。

 

腎臓内科終了!

 

眼底やら炎症反応やらを調べる検査を受けて、眼科医の診察へ。

 

初めて診てもらう先生で、バリバリの関西弁のおばちゃん先生でした。

 

眼の検査結果も良好で「問題ない」とのこと。

 

先生「歳とると発作も少ななるでねー」

 

僕「まだ38歳ですけど、減ってくるもんですか?」

 

先生「38って、40前やろ?減ってくるでー」

 

僕「、、、」

 

なんか嬉しいような、悲しいような。

 

関西弁も手伝って、いいかげんな印象も受けてしまう(笑)

 

そのうち、

 

「柴田はん」

 

とか言い出しそうな勢い(笑)

 

先生「定期的にと言うより、アカンかったら来るぐらいでええよ」

 

との言葉を頂き、眼科を後にした。

 

まぁとにかく、眼は良好で何よりです。

 

眼科終了!

 

続いて呼吸機能の検査

 

生まれて初めて肺活量を測った。

 

38歳、男性の平均は4,200mlのところ、僕は5,600mlの肺活量。

 

僕「ちょっと高めですね」

 

先生「いや、だいぶ高いですよ」

 

だいぶテンションが上がった!

 

呼吸機能検査終了!

 

続いて胸部レントゲン

 

ここも若い看護婦さん。

 

人によっては可愛いと感じるレベル。

 

胸見せるとこは若い看護婦ってルールでもあるの!?

 

と少し嬉しくなる。

 

看護婦さん「では、上を脱いでこちらへどうぞ」

 

やや自信を失った胸部をあらわにし、レントゲン室へ

 

ただ立ってるポーズとバンザイのポーズの2ショットを撮られて終わり。

 

ここの看護婦さんに怖気づく様子は全くなかった。

 

胸部レントゲン終了!

 

一旦、検査結果を聞きに再び耳鼻科へ。

 

血液検査を含め、この短時間で様々な検査をした。

 

異常があれば手術は見送られるのだろう。

 

そう考えると扁摘はそれなりの手術なんだと実感する。

 

タブレットは

 

「麻酔科へお越しください」

 

とのメッセージを受信してるが、

 

「いや、先に耳鼻科で検査結果を聞いて下さい」

 

と、看護婦さんにたしなめられる。

 

このとき時計は12時を回っていた。

 

意外と待たされて時間があるだけに、

 

「万が一、HIVとか白血病とかのウィルス陽性だったらどうしよう?」

 

とか考えていた。

 

んで、呼ばれた結果、

 

先生「全部、大丈夫だったよ」

「検査します!って言うと怖がる患者さんいるんですよね」

 

 

いや、そりゃ怖がるだろ!

 

 

て思いながらもホッとして診察を終えました。

 

そして麻酔科へ

 

生まれて初めて麻酔科とやらを受診した。

 

扁摘手術は「全身麻酔」で行うため、必ず麻酔科を受診する必要があるらしい。

 

受付を終えると、13分のDVDを個室で見せられて安全性や危険性、注意点などを確認した。

 

すぐ横の麻酔科医の部屋に移り先生から

 

「心配事ありませんか?」

 

と尋ねられる。

 

・ベーチェット病やIgA腎症との相性
・レミケードで味わった薬物アレルギーみたいなことの有無

などを聞いたが、

 

「心配ないですよ」

 

と、たしなめられた。

 

知らなかったが、全身麻酔は点滴から注入され眠るように意識を失う。

 

その後、自力で呼吸が出来なくなるので人口呼吸器を取り付けて手術を行うらしい。

 

「自力で呼吸が出来なくなる」

 

とても怖い響きだ。

 

僕「聞けば聞くほど怖くなってきますけど、全身麻酔てポピュラーなもんなんですよね?」

 

先生「そうですよ。日に30件くらいやってますから、心配ないですよ」

 

ポピュラーて聞き方もどうかと思うが、とにかく心配するなとの事。

 

そのまた横の部屋に移り、口腔内科医のチェックを受ける。

 

チラッと口の中を見て、

 

「問題ないですね」

 

で、終わり。

 

DVDから診察2つを流れるようにこなして、

 

麻酔科終了!

 

三度、耳鼻科へ

 

もうほとんど他の患者はいないので、すぐに中待合に通される。

 

しかし、麻酔科の診察結果が耳鼻科へ届くまでに30分ほどかかるらしく、

 

「先に入院説明を受けて、その後また来て下さい」

 

と看護婦さんに言われた。

 

いや、麻酔科の結果て!?

 

大半はDVD見てただけなのに!?

 

しかも「心配ない」て言われたのに、結果ってどういう事!?

 

とか思いながらも、しぶしぶ1Fの入院説明へ向かった。

 

ちなみに耳鼻科があるのも4F。

 

どうやら1Fと4Fを何往復もさせたいらしい。

 

スター患者はツライぜ!

 

、、、

 

腎生検で入院したことのある僕は大体の事はわかっていた。

 

が、ここで「限度額適用認定証」という制度を知ることになる。

 

全ての患者は所得に応じて、ひと月の「自己負担限度額」があり、それ以上の医療費がかかっても限度額までしか払わなくて良い。

 

という、ありがたい制度。

 

僕の年収は370万円〜770万円の間なので、ひと月の限度額は「80,100円+α」らしい。

 

+αは非常に少額なのでザックリ8万円くらいと考えて問題ない。

 

入院説明でこの話を聞けたのはとても良かった。

 

因みに初回の入院(腎生検)は医療費8万円以下だった。

 

確かな収穫を得て

 

入院説明終了!

 

本日、4度目の耳鼻科へ

 

僕「検査、全部終わりました」

 

受付「はい、では確認するので掛けてお待ちください」

 

4度目のやりとりをスマートに終えて着席した。

 

しばらく待った後、別の看護婦さんが来て

 

「はい、柴田さん、今日の検査は全ての終了です。会計してお帰り下さい」

 

、、、

 

はぁ?わざわざその為だけに耳鼻科のある4Fまで来たのか!?

 

さっきの入院説明のところで合わせて会計してくれればいいじゃん!?

 

俺は1Fと4Fを往復するだけの生き物じゃないんだぜ!!

 

て喉仏まで出かけたけど何とか飲み込んで

 

「、、、ありがとうございました」

 

と耳鼻科を出ました。

 

耳鼻科、やっと終了!

 

最後に総合受付で診断書の依頼をして帰りました。

 

時間は16:30でした。

 

1つの科に4回も行ったの初めてだし、こんなに沢山の科を回ったのも初めてだったんでメッチャ疲れました。

 

なんだかんだあったけど、

眼の症状は良いし、
腎臓も悪化してないし、
手術前検診も問題なし、

で、良い一日でした。

 

ありがとう愛知医大。

こらからもよろしく愛知医大。

  • B!