ベーチェット病 + IgA腎症を抱える男の明るい闘病記

ベーチェットの星になる

6.発作と告知

 

ある朝目がさめると水中にいるかの様な視界が広がった。

 

慌てて飛び起き窓を開けて外を見た。

 

景色の中に見える建物や街路樹が二重に見える。

 

心臓がバクバク鳴り、どうしたら良いのかわからずパニックに襲われた。

 

その場で屈み込み、

 

俺の目はどうなってるんだ!

このまま見えなくなるんじゃないか

 

と、

 

とてつもない不安に襲われました。

 

すぐに病院へ行き、診察してもらう。

 

 

 

 

ベーチェット病の発作でしょうね

 

とのこと。

 

目がさめた直後よりはマシになっていたが、矯正視力(メガネなどで矯正した視力)は0.3にまで下がっていた。

 

昨日まで0.7あった視力が激減した。

 

ベーチェット病は、原因不明の発作(炎症)を繰り返す病気。

 

皮膚、陰部、口内、眼、などが主な炎症部位で一回一回の発作は大したことなく自然に引いていく。

 

が、眼の発作は繰り返すほどに回復しなくなりやがて視力を失う

 

なので、いかに発作を未然に防ぐかが重要である。

 

との説明を受けた。

 

起こってる炎症は、ステロイドで抑える。

 

発作を予防するにはコルヒチンを服用しましょう。

 

と説明が続いた。

 

2つの薬を出してもらい、次回の予約をした。

 

口内炎も皮膚炎も起きていた僕はベーチェット病であることが濃厚となり、同時に通院生活も始まった。

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