IgA腎症と診断されたと同時に、
「塩分の摂り過ぎは控えましょう」
的なアドバイスを受けました。
具体的に言えば、6g未満/日が望ましいらしい。
「塩分6gって、どれくらい?」
てのが率直な感想である。
そもそも、何にどれくらい塩分が入っているか?がわからなければ抑えようがない。
という事で、調べてみた。
参考:減塩ネットなど
塩とは
ナトリウム(Na)と塩素(Cl)の化合物で塩化ナトリウム(NaCl)と呼ばれている。
ナトリウムは必須ミネラルのひとつで、塩化ナトリウム・重炭酸ナトリウム・リン酸ナトリウムがある。
塩(ナトリウム)の働き
主な働きは4つ
・体液中の塩分濃度の調節
・体液中のph値の調節
・他の栄養素の消化、吸収のサポート
・筋肉の動きと神経伝達をサポート
ざっくりまとめると、塩はナトリウムの一種で、人間の体に欠かせない超大事な成分である。
塩、まじリスペクト!
しかし、摂りすぎは血圧を上げる要因となり、腎臓疾患の人間にとってはマイナスとなる。
逆に摂らな過ぎは体の様々な働きが弱まり、これまたマイナスとなる。
塩、ばりムズイ!
腎臓疾患かつ高血圧の人は、3〜6g未満/日に抑えましょう。と、IgA腎症ガイドラインにはあった。
塩分量の計り方
ありがたいことに最近の食品には栄養成分表示が義務付けられており、ナトリウム量や塩分相当量が書かれている。
全ての食品に塩分相当量と書いてあれば楽なんだが、現実はそう甘くない。
そこで、ナトリウム量としか書いてない場合の塩分計算式を下に書きます。
正確にはナトリウム量393mgが、塩分相当量1gなのだが、細かいことはどうでもいい。
またナトリウムが全て塩分というわけでもないので、あくまでざっくりとした目安だと捉えておこう。
この計算式を元に1日の食塩摂取量を計算してみれば、自分がどれくらいの塩分を摂っているかが見えてくるはずだ。
減塩のポイント
・麺類の汁は飲まない
・みそ汁は具だくさんに
・加工・インスタント食品は控える
・魚は干物や塩漬けよりも刺身や素焼きに
・しょうゆはかけずに小皿でつける
・塩のかわりに、他の薬味を使う
塩分を摂り過ぎてしまった時の対策
友人との食事、会社の飲み会など、止むを得ず塩分を摂り過ぎてしまった後は、
「カリウムと水分を同時に摂る」
と、良い。
カリウムは塩分と水分をくっつけてくれる。
水分を摂ることで尿の量が増える。
この2つを同時に摂ると、塩分の体外排出を助けてくれる。
らしいです。
そして、この2つを効率よく摂れるのが
「野菜ジュース」
中でも、
・コンビニで売っている
・Amazonで箱買いも出来る
・安い
の3拍子揃った下記の3点がオススメです。
伊藤園 1日分の野菜 (紙パック) 200ml×24本
・コンビニ価格 108円
・Amazon価格 73円
・カリウム 770mg
・食塩相当量 0〜0.6g
・飲んでみた感想
甘みがあって普通においしい。
カリウムも多い。
飲料にしては食塩相当量が多い。
カゴメ 野菜一日 これ一本 200ml×24本
・コンビニ価格 102円
・Amazon価格 72円
・カリウム 700mg
・食塩相当量0〜0.6g
・飲んでみた感想
上の伊藤園とほぼ同じスペック。
見た目も味も似ている。
微差だが最安値。
カゴメ トマトジュース 食塩無添加 200ml×24本[機能性表示食品]
・コンビニ価格 102円
・Amazon価格 73円
・カリウム 600mg
・食塩相当量0g
・飲んでみた感想
上の2つに比べて甘さ控えめ。
カリウムもやや少なめ。
食塩相当量が0gなのが嬉しい。
コンビニにないことがある。
オススメの食材やら果物やらは、いくらでもあるが、お手軽感と即効性という意味で、上記の野菜ジュースには今後もお世話になりそうだ。
今日書いたことを踏まえて、これからの減塩生活をハッピーなものにして行きたいと思います。
I、H
I'm Happy
※追記
腎機能低下が進むと、カリウム制限や水分制限が必要となる場合があります。
その場合、上記3点は逆効果の可能性もあるので注意が必要です。