ベーチェット病 + IgA腎症を抱える男の明るい闘病記

ベーチェットの星になる

61.味覚障害の治療

この日の目的は扁桃腺摘出後の味覚障害と摘出前と変わらない尿潜血に対する医者の意見を聞くことであった。

腎臓の専門医

変わらない尿潜血に対し「腎臓の専門医に診てもらおう」といって主治医に予約してもらった専門医のもとへ

初めて診てもらう先生で見た目35歳くらいの若い先生だった。

定期診察の血液検査結果

  前回 今回

血圧

73-126 76-118
尿蛋白 +- +-
尿潜血 +3 +3
クレアチニン 0.88 0.99
eGFR 79 69
変形赤血球 5-39% 5-39%

血液検査の結果や以前やった腎生検の結果から、「今のところ対処の必要はない」とのことでした。

尿蛋白が出ていない点が最も良いそうです。諸説ありますが腎臓の機能低下に血尿は影響しないそうです。

よって僕みたいな尿蛋白なし尿潜血のみ、の患者は経過観察でよいとのこと。今後、尿蛋白が出るかどうか?が治療の必要性の分かれ目とのことでした。

そして日々のケアとして大事なのは風邪を引かないこと。風邪を引いて熱が出ると尿蛋白が出やすくなる。熱が下がって尿蛋白も治れば良いが、それきっかけで出続けることがある。そうなるとステロイド薬を飲むなどの治療をしなきゃいけないそうです。

「扁桃腺の風邪は引かなくなったけど腸からくる風邪などには注意してね」とアドバイス頂きました。

加えて血圧を測ることを勧められました。腎機能が低下すると血圧が上がりやすく、また血圧が上がると腎機能が低下しやすいそうです。

僕もそのことを既に知っていたので「そうですよね、よく測ってます」と答えました。

僕「でも自宅で測るのと病院で測るのとで数値がだいぶ違うんですよ」

先「病院で測る方が大体10くらい高いですね」

と、ドヤ顔で言われました。

事実僕も病院で測る方がいつも高かったんですよ。なので先生の言葉とドヤ顔にビックリしました。

病院にいる方が多少緊張するため交感神経?的なものが刺激されて高くなるそうです。

僕は血尿の理由が判明する前、膀胱ガンかどうかの検査をしました。その検査結果を聞く直前までは「もしガンだったらどうしよう」という不安に押しつぶされそうでした。そしてその検査結果を聞く直前に測った血圧は170でした。※普段は110ほど

なので先生の話を聞いて「あの時の緊張は凄かったんだな」と痛感しました。

先生、ドヤ顔での説明ありがとう。

因みにIgA腎症の治療でよくあるステロイドパルスは今の状態ではやる必要がないそうです。

そんなこんなで腎臓内科の診察は終了!

耳鼻科へ

予約外での診察だったので扁桃腺摘出手術をしてくれた先生ではない先生の診察。年は40超えたくらいのおばさん先生。

味覚障害に加えてタンも出やすくなったので、その2つについて聞いてみた。

喉の状態を見てもらいベロに液体を塗られ

先「どう感じます?」

僕「ほんのり甘いです」

先「はい!味覚はありますね」

いや、そりゃあるだろ!て思ったけど一旦黙って話を聞いてました。

「扁摘出手術ではベロを強く抑えるのでその影響で味覚障害が起こることがある」

「しかし手術から3ヶ月経ってまだ弱まってるのは考えにくい」

「ビタミン剤を出しておくので、それを飲んでみて下さい」

という事でした。

タンについても扁桃腺摘出によって出やすくなるケースはほとんどないらしいけど「タン止めの薬を出しておきますね」との事でした。

僕「亜鉛を飲むと良いなんて聞きますけど?」

先「よほどのことがなり限り体内の亜鉛が減ることは考えにくいけど、朝取った尿から亜鉛の量を測れるから調べておくわ」

と調べてくれるそうです。

そんなこんなでビタミン剤とタン止めの薬をもらって今日の診察は終わりました。

病院の帰りに大好きなラーメン屋の坦々麺を食べて帰りましたが、ただ辛いだけで全然美味くない

味の深みがわからないバカ舌になってしまいましたが基本的に今日も幸せな柴田でした。

  • B!