ベーチェット病 + IgA腎症を抱える男の明るい闘病記

ベーチェットの星になる

28.レミケードインパクト その② アナフィラキシー・ショック!

2016.12.19
レミケードインパクト その①のつづき

 

化学医療室へと向かい、11回目のレミケード投与を開始した直後、それは襲ってきた。

 

アナフィラキシー・ショック

 

アナフィラキシー:anaphylaxis

 

ana(反抗して)phylaxis(防御)というギリシャ語が語源らしい。

 

一度に蜂に刺された人間には蜂毒の抗体ができる。

 

抗体が出来た状態でもう一度蜂に刺されると、ヒスタミンという物質の作用により全身症状が引き起こされる。

 

死に至るケースもある!

 

僕の中で、アナフィラキシー・ショック = 蜂だと思っていた。

 

蜂まじ恐ぇー!とか、ずっと思っていた。

 

が、実は全身性のアレルギー反応全般をアナフィラキシー・ショックと言うらしい。

 

この時初めてそれを知った。

 

僕の体は、レミケード投与直後からジワジワとかゆみが生じ、やがて全身へと及んだ。

 

特に背中側がかゆかったので、

 

「おいおい、このベッドヤバいんじゃねーの?」

 

なんて思っていたが、背中に手をやった時、蚊にさされたような腫れを発見した。

 

よく確認すると腕や腹や首にもあって、

 

「なんじゃこりゃー!」状態。

 

ゴソゴソしてる僕をみて看護婦さん達が

 

「えっ、もしかしてかゆい?」

 

僕「はい!かゆいです」

 

看護婦「えっ!?みんな、かゆいって!」

 

的な感じで、そこから慌ただしくレミケードを中断

 

そしてベッドを囲うカーテンが閉められた。

 

「どこがかゆい?」と聞かれながら、かゆい部分をくまなくチェック。

 

きわどい部分とかも関係なくチェック!

 

かゆい部分にはもれなく腫れがあり、看護婦さん達がその箇所をメモっていた。

 

その数、なんと10箇所以上!

 

全身に出ていた。

 

これがレミケード投与におけるアナフィラキシーショック(アレルギー反応)らしい。

 

アナフィラキシーショックも、素早く全身をチェックする看護婦さんも「恐ぇー」と感じた。

 

つづく

  • B!