10年腎生存率 成人期発症IgA腎症の10年腎生存率は80-85%と考えられ、小児期発症例の10年腎生存率は90%以上と考えられている。 治療指針の変化に伴う予後の改善 1990年代を境に、それ以前に診断された症例よりも予後良好を示すエビデンスがある。 IgA腎症に対する治療指針の変化が奏効してる可能性がある。 初診時、診断時に予後と関連する要因 IgA腎症は初診時、診断時の尿蛋白の程度、血圧値、腎機能障害の程度が組織学的障害度とともに腎生存率と関連することが明らかになってきている。 予後と関連する経過中 ...